外資系社員のサバイバル日記

外資系メーカーで働いています。仕事や趣味、そのた諸々考えたことなどについて書いてます。

外資系で出世する人、しない人

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今回は私が外資系で働いていて感じる、出世する人としない人の特徴について紹介したいと思います。


仕事が出来る人
どこの会社でも同じですが、仕事の出来る人は出世する可能性が高いです。でもどんな人が仕事が出来るのかというのは定義が難しいですね。簡単に仕事が出来る人を見極めようと思ったら、それは仕事がどんどん集まってくる人かどうかということだと思っています。結局仕事は自分ひとりで完結出来ないことがほとんどなので、何らかの仕事は誰かにお願いするもしくはお願いされます。仕事が出来ない人に仕事を任せると仕事が進まなくなってしまうので、自然と仕事が出来る人に仕事が集まってくるわけです。

英語が出来る人
外資系で働いているとプロモーションの権限を持っているのは日本人でないケースがよくあります。上司やその上司に自分の成果を伝えるには英語は必須です。うまく自分の成果をアピール出来るというところにも繋がります。
また逆に考えると、日系企業の海外支社では日本語が出来るだけでそれなりのポジションにつく人がいます。本社からしてみれば、本社の意向に忠実に従って欲しいわけですから、英語でコミュニケーションが出来るというのは当然価値が高くなります。

変化に対応できる人、変化を推進出来る人
外資系の企業は短期間での成果を求められることが多いです。また本社の意向で組織変更があったりということも多々あります。その様な中で変化に対応出来ない人は会社の流れについていけなくなります。一方でその変革を推進、リードしていける人はどんどん出世していきます。その様な変革の際には本社から無茶苦茶な要求をされ、現場からは大量の不満が現れます。そんな難しいチェンジマネジメントをうまくリードしていける人は出世します。

常に勉強出来る人
上でも述べましたが、外資系企業は変化が多いです。加えて常に結果を残すことが求められます。その様な中で、過去に囚われすぎず、新しいことを勉強し続けられる人が出世します。
当然勉強の仕方も大切で、アウトプットを意識したものである必要があります。何かを覚えること自体に価値はなく、それを使ってどんな問題を解決することが出来るか、どれくらい価値のある問題点解決に貢献できるかです。知識だけでなくリーダーシップや問題解決能力といったソフトスキルも鍛えていく必要があります。

強みがはっきりしている人
なんでも無難にこなせる人より、何か分かりやすい強みを一つ持っているほうが出世しやすいです。理由は上層部が適性のあるポジションを見つけやすいからです。なんでも出来る人は便利屋になる可能性が高いです。
自分の強みを自分自身で客観的に認識しておくことも大事になります。そうすることで自分が寄り会社に貢献できる、会社から評価されるキャリアパスを考えることが出来ます。強みを見つけるために便利なのが、ストレングスファインダーというものです。アンケートのような質問に答えていくだけで自分の強みが明らかになっていきます。

社内ネットワークが広い人
結局外資系でもネットワークの広さ、繋がりの深さは重要です。外資系は飲み会などあまりないというイメージがあるかも知れませんが、実はそうでもないてす。海外から有力者が来たときにはディナーという形で飲み会もあります。
出世できるひとはその様な場所でも、例えば食べられないものがないか確認して店を選んだり、様々なところに気を回します。中国人が来たときなどは、敢えてその様な場所ではバカになるくらいの気持ちが必要な時もあります。飲めるだけ飲む、カラオケを披露するなど何らかのアピールをして、存在を覚えてもらうことが非常に重要なのです。
また、アメリカ人の時にはランチミーティンといって昼間からネットワーク作りになったりします。アメリカ人の場合は、あまり羽目を外すというのは辞めた方がよいです。ただここでも自分の存在を覚えてもらうことは非常に重要です。日本支社に赴任している本社の社員は、例え自分の上司、仕事に関連する人でなくても重要です。仲良くしておくことで、本社の人とのネットワーク作りの手助けをしてくれることもありますし、海外赴任している人は将来偉くなります。

運がいい人
最終的には運がいいというのも大事な要素です。仕事出来ないのに何故あの人が…というケースもたまにあります。でもよくよく聞いてみると、凄い結果を残していたりします。その結果というのは、運というか環境の要素もあって、たまたま景気が良かったとか成果の出やすいプロダクトを扱っていただけということもあります。
重要なのは、より結果の出やすい環境を自分で掴みにいくことです。そのためには与えられた事だけをこなしていくのではなく、会社全体、業界全体を意識しながら、会社の方向性を意識し、自分の進む方向性を考えることです。


最後に…
結果的に外資系だけでなくどのような会社でもある程度当てはまりそうな気がして来ました。ただ外資系で特に言えることは何事にも能動的に取り組むことが大事という事です。取り組む仕事の選択、自分のキャリア、与えられた仕事に取り組む姿勢、全てにおいて能動的である人が出世していくのではないかと思います。

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